令和4年度 健全育成研修会を10月31日(月)に奈良県産業会館において開催しました。
この研修会は、会員それぞれが抱えている子育ての課題に対して、様々な視点から知識やスキルを身に付ける機会を提供することを目的としています。
本年度の研修会では、高等学校の教育現場とりわけ生徒指導の分野でリーダー的な役割を果たしておられる先生からお話を拝聴する機会をとおして、高等学校における生徒指導とは何か、また親には見えにくい高校生たちの姿等を教えていただく機会になればと考え開催いたしました。
今回は、講師として奈良県高等学校等生徒指導研究会 会長(奈良県立大淀・奈良南高等学校 校長)本影隆志 先生をお招きし、「生徒指導の現状と課題」と題してご講義いただきました。
研修会では、生徒指導の現状について暴力行為、不登校、いじめや各種アンケート調査結果などの統計データをもとに説明いただきました。特に、ネットの利用については子ども達は、その意識として垣根が低いということなどを説明いただきました。
また、生徒指導の課題として、平成25年に「いじめ防止対策推進法」が制定されて以降、いじめの積極的な認知が進み、いじめの認知件数が増加の傾向にあることや、SNS,インターネット利用上の様々なトラブルなど実例も交えながら説明いただきました。そして、生徒指導について様々な例を挙げながら、生徒理解の大切さについてお話しいただきました。
この研修会は、昨年度も中止することなく実施しており、本年度も感染拡大防止に配慮し、開催させていただきました。当日は36名の会員の皆様にご参加いただきました。
ご参加いただきました皆様方、ありがとうございました。